
Jean-Luc Pasquet
- • 99%出会えない「コニャック農家」:伝統を守り、家族が育んだテロワールをボトルに詰める、象徴的なブランドです。
- • オーガニック農法のパイオニア:有機農法をいち早く取り入れ、環境に配慮した栽培を続けています。
- • 独自の醸造・蒸留・熟成、そしてボトリングの哲学:製造の全工程において、彼ら独自の哲学が貫かれています。
|コニャック市場の寡占
コニャックの原酒の90%以上は、ヘネシー、マーテル、レミーマルタン、クルボアジェの四大ブランドへと供給されています。これにより、世界のコニャックに対する一般的なイメージや基準が形作られています。
|二つの異なるアプローチ:大手ブランド vs. 独立瓶詰業者(IB)
大手ブランドが安定したブレンデッドスタイルを追求する一方で、独立瓶詰業者はシングルカスクを多くリリースし、原酒が持つ個性やテロワールをそのまま活かしています。
|「コニャック農家」の特別な価値
ブドウの栽培からボトリングまで、全ての工程を自らの手で行う「コニャック農家」。彼らのコニャックは「ブドウからボトルまで」のクラフトマンシップの証です。生産量はコニャック産地全体の10%にも満たないものの、家族の伝統やテロワールの個性を味わうには、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。
|ブランドの起源
1977年、Jean-Luc は大手企業への原酒販売をやめ、自ら蒸留、熟成、ボトリングを行うことを決意し、自身のブランドを立ち上げました。
|有機農法の先駆者
1995年、当社は全てのブドウ畑を有機農法に切り替えました。そして1998年には、最初のオーガニック・ヴィンテージ・コニャックをリリース。当時、この地域で認証を受けた生産者はごくわずかであり、私たちはその先駆者となりました。
|世代交代と國際化
息子 Jean と、アメリカ出身の妻 Amy が加わったことで、ブランドは新たな市場感覚と国際的な視点を獲得しました。彼らは、長年受け継がれてきた有機栽培へのこだわりを守り続けながらも、気候変動という新たな課題にも積極的に取り組んでいます。
|醸造・蒸留・熟成、そしてボトリングの哲学
JLP の15ヘクタールに及ぶブドウ畑は、すべて有機栽培です。収穫は9月から10月にかけての早朝に行い、空気圧プレスで丁寧に圧搾し、「pied de cuve」方式で発酵させます。その後、伝統的なCharentais式の銅製ポットスチルで二度の蒸留を行うことで、香りや風味をしっかりと引き出します。熟成は最低でも4年間。30%は新樽を使用し、異なる種類の樽を使い分けることで複雑な風味を育みます。また、昔ながらの土壁のセラーで自然の湿度を活かし、コニャックの風味を形作っています。



法國 Jean-Luc Pasquet 所有酒款
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Jean-Luc Pasquet Symphonie des Terroirs N°2 L.40Y 48.8%
参考価格: NT$ 5,000