
Stewart Whisky
- • スコットランド発、創設者 George Stewart により 2020 年 5 月に設立。
- • ボトリングブランド名「Stiùbhart」は、ゲール語における「Stewart」の綴りに由来。
- • ウイスキーの専門家であり画家でもある George 自らが、すべてのラベルデザインを手がける。
- • ロゴに描かれている鳥はペリカン。これは Stewart 家のスコットランド氏族の紋章に由来し、ブランドロゴの主要デザイン要素となっている。
|ブランドの背景
Stewart Whisky Company は、ウイスキー本来の魅力を大切にするスコットランドのインディペンデント・ボトラーです。創業者George Stewart により、パンデミックによるロックダウン中の 2020 年 5 月に設立されました。
「良いウイスキーは、自然と、手間と、時間から生まれる。」この信念のもと、スコットランドが誇る蒸留所の魅力を世界に伝えるため、丹念に選び抜いたシングルカスク・ボトリングを展開しています。味わう人に驚きと喜びをもたらすことが、私たちの願いです。
ファーストリリースは 2021 年初頭に登場し、「Stiùbhart(スチュバート)」の名を冠したシリーズとして展開されました。
|Stiùbhart:Stewart Whisky Company によるシングルカスク・セレクションシリーズ
Stiùbhart は、「Stewart」のゲール語表記で、発音はほぼ同じです。すべてのボトリングはシングルカスク、カスクストレングスで行われており、人工的な着色や冷却ろ過は一切行っておりません。
本ブランドの目指すところは、樽の種類に頼らず、ウイスキー本来の酒質を生かしたエレガントな味わいの表現です。もちろん、原酒そのものに際立つ個性がある場合には、シェリー樽も積極的に使用します。
|企業使命
Stewart では、不必要な包装を減らすために、外箱の提供は行っておりません。ギフトボックス付きのパッケージを否定するわけではありませんが、そうした箱の多くがすぐにリサイクル箱へと捨てられる現実に気づいたのです。そのため、あえてその工程を省略し、過剰包装にかかるコストを削減。その分、一瓶の販売ごとに一部の収益を John Muir Trust に寄付し、スコットランドの自然と野生地の保護活動を支援しています。
|ブランドのストーリー
なぜ会社名が「Stewart Whisky」であるにもかかわらず、セレクションシリーズのラベルにはゲール語表記の「Stiùbhart」が使われているのでしょうか?それは、創業者のジョージが「Stewart」という英語表記では少し普通すぎる(しかも短い)と感じたからです。ゲール語の表記を使うことで、人々の興味を引き、ブランドに込めた想いや背景に自然と目を向けてもらえると考えたのです。
|ロゴデザインのコンセプト
• ロゴに描かれている鳥はペリカン。これは Stewart 家のスコットランド氏族の紋章に由来し、ブランドロゴの主要デザイン要素となっている。
|ブランド誕生のきっかけ
Stewart Whisky はもともと樽の取引を行うボトラーズ(樽商)であり、シングルカスクのボトリングブランドはその事業の一部にすぎません。とはいえ、実のところ最初から「自分の IB(インディペンデント・ボトラー)ブランドを立ち上げたい」という思いがあり、その夢を実現するために樽の売買を始めたのがきっかけでした。
|多角的な事業とブランドに込めた想い
Stewart Whisky は、樽の売買やウイスキーのボトリングだけでなく、創業者ジョージ自身がワインのインポーターとしても活動しており、義理の父とともにイタリア産の赤ワインを輸入しています。こうした多角的な事業展開により、ウイスキーにおいて過度な販売ノルマに縛られることなく、「ふさわしい場所」でのみ製品を提供するというスタンスを貫いています。また、売り上げの大部分はスコットランドの慈善団体に寄付され、自然や地域社会の保護・支援に役立てられています。


